段差解消スロープ について
段差解消スロープは、駐車場、車庫、ドアレール、階段などのあらゆる段差を専用スロープでゆるやかな傾斜に変える製品となります。
段差解消スロープを設置することで、衝撃を和らげスムーズな通行ができ、転倒、怪我の防止にも効果があります。
段差解消スロープは、介護施設や病院、公共交通機関、ホテルや旅館などの宿泊施設、学校や会社など、さまざまな場所で設置されています。
段差解消スロープの形状について
スロープは、3種類の中から設置場所に合わせてお選べいただけます。
購入の流れ
購入するときのおおまかな流れとなります。
段差解消スロープの形状、サイズ、材質、板厚、コーナーRを決めます。
下記の流れに沿って、各項目を決めておくと、注文がスムーズにできます。
受注生産・オーダー製作品となり、交換・返品等ができませんので、必ず下記をお読みください。
不明な点がある場合は、お気軽にお問い合わせください。
サイズについて
段差解消スロープは、ご希望サイズにてご注文可能となりますが、幅を基準として下記のサイズごとに価格を設定させて頂いております。
幅:400・600・800・1000・1200・1400・1600mmの7種類。
サイズは下記の部分を測定ください。
1.幅のサイズを測る。
2.全長(a+b)を測る。
3.高さを測る。(Bタイプの場合は高さ=bとなります)
材質について
鉄製、ステンレス製からお選び頂けます。
鉄製とステンレス製でそれぞれ特徴がありますので、検討の参考にしてください。
鉄製
価格と耐久性を両立した素材です。
安価な素材と、加工性の高さから低価格での提供が可能です。しかし、鉄は耐食性の低い素材の為、錆がでやすいです。
耐久性:約2年~4年(使用環境に依存する)
ステンレス製
ステンレスは鉄よりも高価ですが、耐水性、耐食性が抜群に優れており、錆びにくいので長く使用することができます。
ステンレスの性質上、キズが付きにくくお手入れがしやすいです。
耐久性:約8~10年(使用環境に依存する)
板厚について
鉄製と、ステンレス製でそれぞれ選択できる板厚がことなりますので、ご注意ください。
鉄製 | t3.2mm / t4.5mm |
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ステンレス製 | t3.0mm / t4.5mm |
板厚が厚い程、耐荷重があり丈夫なスロープとなりますが、そのぶん重さもあり、メンテナンス等の取り扱いが大変です。設置場所、用途に合わせてご検討ください。
コーナーRについて
段差解消スロープの角部に丸みを付けることができます。
コーナーRが無い状態は角部が尖っており危険ですので、出来るだけコーナーRを付けることをおススメします。
Rの大きさはR1~ご対応可能です。
R・・・半径を示しており、R5であれば、半径5mm(直径10mm)の大きさを表します。
R1・・・ほとんどピン角(R無し)に近い状態です。
R3・・・タバコくらい。標準的なタバコは直径7〜8mm(半径3.5〜4.0mm)程
R5・・・単3乾電池より少し小さいくらいの大きさ。単三電池は直径13mm(半径6.5mm)程
R10・・・50円玉くらい。50円玉は直径20mm(半径10mm)程
スロープ形状を決める
まずは、ご希望のスロープ形状に合わせてお進みください。
【A】~【C】に該当しない加工が必要な場合はお見積りより別途加工図面をお送りください。
【A】タイプ
スロープの一部(図b部)を段差の上に置く形状となります。
最も一般的なスロープ形状となり、わずかな段差でも製作可能です。
【B】タイプ
段差の高さに合わせてスロープの一部を折り曲げ、段差の面と同じ高さで設置できますので、板厚分の段差も解消できます。
段差高さ(b部)が30mm以上の場合に加工できます。
【C】タイプ
Aタイプ形状の傾斜部に30mm程度のフチを付けた仕様となります。両サイドに立ち上がりを付けることで、脱輪を防ぐとともに、製品自体の強度UPにもなっております。