専門用語集『た』行
金属加工・板金加工等でよく使われる専門用語となります。
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た
ダレ
シャーリングなどの切断の際にできる切断の痕。
タップ
板に穴を開けて穴の内側にねじ山加工をすること。
ミリねじ、インチねじなど各種あり、ハンドタップ、ボール盤などで加工する方法がある。
脱スケール
酸洗のこと。熱間圧延後熱処理すると、表面にスケール(酸化被膜)ができる。これを酸の液中に通して取り除くことを酸洗(脱スケール)という。
タレパン
タレットパンチプレスのこと。
板金の打ち抜き加工によく用いられる。
形状の異なった多数の金型を円状または扇状の「タレット」とよばれる金型ホルダーに配置し、NC制御によって、任意の金型で材料(ワーク)の所定の位置に所定の打ち抜き、成形加工をおこなう。
断面図
図面で必要に応じて、切断した断面を描いているもの。内部形状を示すために使用することが多い。
ち
蝶番(ちょうつがい・ちょうばん)
開きドアやカバー、蓋などへ開閉のために取り付ける金具部品のこと。「蝶番」や「丁番」とも表記される。(ヒンジとも呼ばれることもある)
つ
て
定尺板(ていじゃくばん)
市場で流通している決められた材料サイズ・寸法の板材サイズ。
定尺サイズには、3×6、4×8などがある。
TIG溶接(てぃぐようせつ)
Tungsten Inert Gas 溶接の略で、ガスにアルゴンガスを使用する溶接。
電解研磨(でんかいけんま)
金属表面を研磨することで滑らかにし、光沢をもたせる処理。電解研磨液に金属を浸漬し、電流を流す。物理的に研磨するわけではないので、焼けや汚れ、油が残らない。従って、加工後の金属表面が非常にクリーンなのが特徴。
展開(てんかい)
3次元モデルなどから平面状にひらくこと。
テンロク
板厚1.6mmの鉄板のこと。板厚0.8mmの鉄板であれば、『コンマハチ』、板厚1.2mmの鉄板は『テンニ』と呼ばれる。t2.3、t3.2は、「ニイテンサン」、「サンテンニ」とそのまま呼ばれる。
と
トリミング
成形品の口縁部の不要部分を切断すること。